東条地区の歴史遺産

あんずの花咲く郷、文化散策の山道。

奇妙山、尼巌山、可候山、皆神山山麓、千曲川支流藤沢川が流れる東条地区は、数多くの古墳や延喜式内社が残る歴史の山里です。
戦国期の加賀井、長礼、田中一帯は、尼巌城主東条氏の城下町でした。
皆神山北西山麓に大日堂があり、その脇から豊富な清水が湧出。
辻々には優しい野仏、お猿のかごやが日暮れに走る細い山道は清滝観音辺り。のどかでどこか懐かしいふるさと。
ここはまた、千曲市森と並ぶあんずの名所。池田宮から清滝観音付近一帯に咲くあんず花は特に見事です。
あんず花の雲霞に誘われ、小径を歩けば、
古墳(3ヶ所)、泉(7ヶ所)、寺院(8ヶ所)、歌碑(15ヶ所)、窯元(3ヶ所)、石碑・石仏(40ヶ所)等々との出会いが楽しめます。
古代ロマンの風吹く東条は、四季の彩りも豊か。ゆっくり、のんびりと散策をお楽しみください。

  • 1玉依比売命神社
  • (たまよりひめのみことじんじゃ)
    中川(天王山南麓)・延喜式内社
    登録有形文化財
    古代英多郷の郷社、東条の産土神で「延喜式」埴科郡五社の一つ。八棟造りの荘厳な拝殿は、天保4年(1833)に再建。
    神宝児玉石を数え豊作吉凶を占う正月の「玉改め神事」、「御田祭」「御判神事」は市の無形文化財に指定されています。
    祭神は、玉依比売命(神武天皇の母)。天照大神・健御名方命・須佐之男命が合祀されています。
  • 2善徳寺
  • (ぜんとくじ)中川・浄土宗
    室町末期に創建。開基は村民の中川善徳と伝えられています。
    江戸初期に浄土宗の寺として開山。御本尊は「つなぎ目のあるお観音さま」で、震災の際、開山上人の身替わりになったためだといわれています。 春のしだれ桜、初夏のつつじ花が見事。裏山に信濃三十三札所ミニ巡礼路があります。
  • 3中村柊花歌碑
  • (なかむらしゅうかかひ)
    東条・岩沢
    「休み石と いひて据へたる
    坂の石の 中の一つに
    這ふごとく凭れる 柊花」
    この地で生まれ、若くして短歌の道を志した歌人中村柊花(しゅうか)の歌碑。
    太田水穂「同人」に参加。「第一回牧水賞」受賞。
  • 4東光寺
  • (とうこうじ)岩沢・真言宗
    平安時代後期の開山で、古くは練光寺と称した。
    慶長3年(1598)、東条の諏訪社を海津城下に勧請した際、練光寺も別当寺として移し寺跡残った脇坊を、糸偏をとって東光寺とした。練光寺から引き継がれた文書8通は、この寺と歴代城主との関係を伝え、市の文化財となっています。
  • 5竹原笹塚古墳
  • (たけはらささづかこふん)
    竹原・市指定史跡
    全国でも数少ない貴重な屋根形(合掌形)天井の積石塚古墳で、横穴式の石室があります。
    石室は、長さ4.2m、幅1.4m、高さ1.8mで、近隣の合掌形古墳の内では最大。古墳時代後期(6世紀半ば)のものとされ、長野市立博物館に実物大模型が展示されています。
  • 6笠仏
  • (かさぼとけ)石幢/せきどう
    竹原・市指定史跡
    高さ約1.5mの角柱に宝形造りの石笠が載り、笠仏と呼ばれてきました。
    松代藩初代信之が石幢を柴の隠居所に移しましたが、祟りがあり、再び竹原に戻したという伝承があります。鎌倉時代初期の建立で、清滝寺に関連のものと推測されています。
  • 7明真寺
  • (みょうしんじ)菅間・真言宗
    大同元年(806)、坂上田村麿呂の祈願により創建。
    清滝寺と称し、明真寺はこれを継承。中世以来盛衰をくり返したようですが、元禄6年(1693)僧円如坊阿闍梨勝誉が再興。清滝観音の別当寺で、本尊は釈迦如来。
    胎内に「応永12年(1405)」の銘があります。現本堂は嘉永2年(1849)に建てられたものです。
  • 8菅間大塚古墳
  • (すがまおおづかこふん)
    菅間・県史跡
    菅間集落東方、善光寺平南部やアルプスの秀峰を望む高所にある長野県下最大の積石塚円墳。
    6世紀末~7世紀初頭の築造で、墳丘直径4m、高さ6.7m。低部に合掌形天井の石室があり、内部の四壁は朱色。墳丘上部にも割石積みの竪穴式石室があります。
  • 9清滝観音堂
  • (きよたきかんのんどう)
    東条・滝本
    古くは清滝の下にあった舞台造りのお堂。江戸後期に焼失、現在地に移った。
    本尊は、虫歌(豊栄)や清水寺(保科)の観音さまと共に、行基が一本の木から刻んだ一木三体の仏像と伝わる。田村麿呂開基伝説を持ち、信濃三十三観音巡礼十一番札所でもある。
    養蚕の守護仏としても信仰された。
  • 10清滝・阿弥陀堂
  • (きよたき・あみだどう)
    奇妙山、中腹
    見事な柱状節理の岩盤や不動岩と呼ばれる大岩などがつくり出す奇勝の地。高さ30mの岩に掛かる清滝は、その姿から白糸滝とも謂われています。
    松代群発地震後に水脈が変わり、水量が少なくなりましたが、雨の後には豪快な瀑布風景が見られます。
    さくら、ふじの名所としても知られていて、滝のそばに不動岩、阿弥陀堂があります。
  • 東条の泉いろいろ
  • 奇妙山の扇状地東条地域は、豊かな清水湧く水の郷。暮らしを潤す貴重な水源は水神様を祀り大切に守られてきました。
    東条の泉は石積でしっかりと作られているのが特徴。石は、宅地や畑地にたくみに活用され傾斜面の暮らしの智恵と技術を伝える貴重な文化財を生み出しています。
    東条から湧き出た水は、やがて千曲川の支流藤沢川にそそぎます。
  • 石塔・石仏
  • 江戸時代の石塔・石仏などが数多く残る東条地区。
    古いものほど手が込み、時代が下がると自然石に文字のみの碑も多く見られます。
    これらの石造物は、きびしい生活を強いられた江戸時代農民の願いや祈り、心の支えとして守り受け継がれてきたもの。
    東条に生きた農民の歴史を刻み長い年月風雪に耐え、現在に生き続ける貴重な文化遺産です。

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